だましはなぜ起こるのか?仕組みを知って収益アップを目指そう

だましのせいで伸び悩む方はだましがなぜ起こるのかという仕組みを理解すれば、ハマる頻度を減らして収益アップを目指すことが可能になります。

そこで今回から数回にわたって、だましが発生する要因になる仕組みを解説します。

1つ目の要因は、損切りが発生することです。FXでは誰かが利益を上げる一方で誰かが損失を被っています。

これは上昇トレンドを例に挙げてご説明すると、相場が上昇をするためには売りポジションの損切りによる買いによって押し上げられる必要があります。つまり、相場が大きく動く背景には多くの損切りがあるということです。

それに対して相場がなかなか動かない時は、上昇のトレードサインによって多くのトレーダーがエントリーすることで新規の買いポジションによる上昇が発生しても、損切りポジションが足りていないためにそれ以上の伸びが発生しないこともよくあります。この状態でも多くの買いポジションは最終的には売り注文での決済となるため、これによって上昇するどころかいったん下降してしまう動きが起こります。
つまり、損切り不足によってだましが発生したことになります。



いけると思って買いポジションでエントリーしたのに、伸び悩んだ末売り注文が発生して相場が下降し、だましの状態になることはよくあります。

最悪の場合、一時的な下降によって買いポジションがかなり少なくなったところで本格的に上昇トレンドが始まるというかなり悔しいケースもあります。

しかも、この悔しいケースは思いのほかよくあるだましパターンなので、なんとか回避したいところです。
そこでこのパターンの時に意識したいのは、負けトレーダーによる損切りの存在です。

チャートは移動平均線や一目均衡表などで分析することでその後の相場展開を掴みやすくなりますが、それだけではセオリーにとらわれてだましにハマる負けパターンに陥りやすくなるリスクがあります。

そのリスクは、負けトレーダーによる損切りを意識することでいくらか回避することが可能になります。では、具体的に何を意識してトレードを行えば良いのでしょうか?