FXトレードテクニック 両建てその9
このサイトでも何度か取り上げてきてきたテクニカルチャートでもあり、現在も多くの信者を持つエリオット波動理論。
確かに相場展開を見ているとエリオット波動が示現されている局面はとても多く、相場参加者も注目していることが窺えます。
このエリオット波動と両建てを組み合わせると、とても面白いトレードができます。
まずは簡単にエリオット波動をおさらいしておきましょう。
エリオット波動は「波動」というように、5つの波から成り立っています。
第1波動から第4波動までは少しずつ上下をしながらジワジワとある方向に進み、最後の第5波動でドーンと大きく動くというものです。
両建てを使うと、エリオット波動のように見えてダマシだった場合、また一番のポイントである第5波動の動きを読み間違えた時のリスクヘッジができます。
エリオット波動が始まったと思ってポジションを取る時は通常の売買注文になると思いますが、それが思惑通りになっていないと思ったら、即座に両建てで対抗しましょう。
思惑通りエリオット波動だった場合は第1波動終了の時点で利食い、後から建てた反対ポジションは放置します。
第2波動が起きたらそのポジションを建てた水準にまで戻ってきますので、少なくともゼロに持っていくことはできるでしょう。エリオット波動を確信しているのであればさらに放置して、第2波動終了まで持ち続けます。
第3波動と第4波動の場合も同様で、最大の山場である第5波動を待ちます。
第5波動が来たと思った時にポジションを取るのは普通ですが、それが思ったほどの波動になっていない場合、もしくは反対方向に動くような場合は両建ての出番です。
両建てでレートを固定しておいて、本当に大きな波動が来るのを待ちます。
思惑通りに来てくれれば後から建てたポジションは早々に損切りで最初から持っていたポジションで大きく利益を取ります。
思惑通りの波動が来なかった場合は、両方のポジションを手じまいして損得なしにするのが無難です。
2017年05月24日