FXトレードテクニック 両建てその10
日本人FX投資家の中には、スワップ狙いのトレードをしている人はとても多いと思います。
トレードといってもスワップ狙いなのでほとんど売買をせず、スワップ受け取りになっている豪ドル円などの買いポジションを持ち続け、毎日入ってくるスワップを利益とする手法です。
最も楽で簡単、FXの知識もほとんどいらないので人気ですが、この手法が抱える最大のリスクがあります。それは、急激な円高変動です。
円売りポジションなので急激な円高になってしまうとスワップで貯めこんできた利益を一気に吐き出してしまい、場合によってはレバレッジが高すぎてマージンコール発生、全てがパーになるという可能性すらあります。
こんな時に活用したいのが、両建てです。
スワップトレードは原則としてポジションを手放したくないものなので、急激な円高になってもマージンコールが発生しないようにするのが目的です。
これまで当サイトをお読みの方は、もはや解説の必要はないと思います。
急激な円高が発生した時に売りポジションを建てて、後は嵐が過ぎ去るのを待つだけです。
これまでの経験として、一時的に急激な円高が進んだとしても短期的なもので、それが長期トレンドになることはほとんどありません。
あくまでも買いポジションをずっと持っている投資家に損切りをさせたいだけの仕掛けであって、資金が尽きれば嵐は過ぎます。
それに耐えられる最大にして最も効率の良い方法が、両建てなのです。
相場が回復して元の水準に戻れば売りポジションだけを決済して再びスワップを貯め続けるだけです。
2017年05月27日