アベノミクス円安は、本物の相場なのか その2

1ドル=70円台から一気に進んだ円安は、120円をうかがうところまで来ています。

私はかねてから、1ドル=110円が適正レートだと言ってきているので、110円を超える円安は確かに行きすぎかと思います。しかし、今の外為市場を考えるとちょっとしたことで相場が行きすぎになるのは普通なので、これくらいは織り込んでいています。

さて、このアベノミクス円安が本物なのか?今後もこの地合いは続くのか?という点について触れたいと思います。

結論としては、アベノミクスが続く限りは円安地合いに変化はないでしょう。円高になろうとしても日銀の金融緩和が効いているので、なかなかそちらに向かうだけのパワーが効きません。なにせ、アベノミクスの金融緩和は日銀の黒田総裁の名前にちなんで「黒田バズーカ」と呼ばれているくらいですから。

バズーカ砲を打つかのように日本円が供給され続けているのですから、円の価値が下がるのは当然のことです。
その結果、輸出でもっている日本経済はV字回復を果たしました。アメリカやヨーロッパが通貨安競争で自国の輸出を伸ばしたのと全く同じ図式です。今はこのあおりを食らった韓国など新興国が批判を強めているので、あるとすればこうした国の金融緩和による相場変動ですが、経済規模がまるで違うので黒田バズーカに対抗するのは大変でしょう。

その点を考えると、政治主導で示現した円安は、政権または政策が変わらない限りは続くと見ています。