アベノミクス円安は、本物の相場なのか その1

1ドルが70円台にまで突入したことは、かつて1ドルが360円の固定相場だった時代を考えると、まるで別世界です。

当時の為替関係者の誰が、こんな円高を予想したことでしょう。

さすがに70円台というのは行きすぎだと思いますので、政権を獲得した安倍内閣も早速この円高を是正することから始めました。いわゆる、アベノミクス第1の矢です。

日銀による大胆な金融緩和によって円の相対的価値を薄れさせ、円安に誘導するという金融政策です。相場は人間のマインドで動くので、安倍内閣が本気で円高を終わらせようとしているというマインドが支配すると、世界中の投機マネーは円売りに動きます。

そこから示現したのが、110円台を突破するという円安です。さすがに115円や116円を突破した頃から行きすぎだという指摘も多くなりましたが、確かに70円台の頃と比べると倍近い円安レベルです。

さぞや70円台の頃に外貨を買った人は大儲けしていることかと思いますが、FXは短期売買がほとんどなので、すでに利食いをした方がほとんどでしょう。

次に関心が高くなっているのが、果たしてこの円安が本物なのか?ということです。政策によって円安誘導されているだけであれば、安倍政権が変わって経済政策が変われば再び円高に向かうのか、という話になります。

これについてはとても重要なので、FXトレードにあたって知っておきたい点を次回解説したいと思います。