スワップポイントで利益を得るインカムゲイン

インカムゲインとは、利息で得られる収入のことを指します。
FX取引では通貨を買った時にもらえる利息をスワップポイントと呼び、このスワップポイントがインカムゲインに沿該当します。
為替相場の売値と買値の差によって利益を得るキャピタルゲインは頻繁にチャートを見るか、長時間チャート画面を見る必要がありますが、インカムゲインはスワップポイント狙いのトレードであることから中期か長期で資産運用をすることとなるため、チャート画面を見ることに多くの時間を割く必要はありません。
このことから、FX取引にかける時間が少なくて済むことに加えて、短期的な世界情勢の変化の影響を受けにくいといわれているため、仕事や家事の合間をぬってFX取引をしたい方や、趣味や好きなことなどに多くの時間を使ってFX取引の状況確認にかける時間は少なくしたい人に向いているといえます。
次回からの配信では、インカムゲインで儲ける仕組みについてご紹介していきたいと思います。


FX取引では、高金利の通貨を低金利の通貨で買った場合、その時のポジションを持っている間は2国間の金利差をスワップポイントという形で毎日利益としてもらうことができます。
扱う通貨の金利差が大きいほどスワップポイントによる利益も大きくなることが、トルコリラの人気が非常に高くなった理由でもあります。
うまくいけば継続して利益を得ることができますが、高金利通貨を売って低金利通貨を買った場合は損失が出てしまうケースがあるため、注意が必要となります。
例えば、金利が1.75%のニュージーランドドルを売って、金利がー0.1%の日本円を買うとします。
この時のスワップポイントは日本円の金利からニュージーランドドルの金利を引いたものになるため、-1.85%とマイナスになってしまいます。
マイナスとなったスワップポイントは自身の取引口座から毎日支払うことになるため、損失に繋がります。
スワップポイントの額は為替差益と比較するとかなり少額なので、その額だけ見れば特に心配にはならないかもしれませんが、塵も積もれば山となるので扱っている通貨の国の政策金利が変更されていないか、定期的に確認することをおすすめします。